コマセバラケ撒き
コマセバラケ撒き
オナガ・ピタリ釣法

このネーミングは、撒いたコマセにピタリと針を着水させると言う意味合いです。

以前Gure8がオナガを数釣りした際に行った釣法です。

前提条件として、湧いたコッパグレの下にいる良型オナガを狙う方法として掲載しています。

バラけ撒きしたコマセ(上下画像)が着水したとほぼ同時に仕掛けの針(付餌)をコマセポイントへ入れる事で良型オナガを狙います。

このオペレーションを時系列で解説してみましょう。

①オキアミを刺した仕掛けを親指と人差し指でロッドのうえ、又はリールレバー上で挟み、セットした仕掛けと共にロッドと一緒に持ちます。

②ロッドを持った反対の手でコマセを数杯バラけさせて撒きます。(塊で撒くとグレは警戒してしまい喰いが悪くなります)

③仕掛けをサミングさせて一直線状に着水するのですが、それまでにある程度の時間を稼げるようふんわりキャストします。

④ロッドと反対側に持ったコマセ柄杓をこの仕掛けの針が着水するあろうポイントへ針が着水する直前に撒きます。

⑤仕掛けが着水したら、そのまましっかりラインを張ります。

①〜⑤の一連の作業なのですが、最後の④⑤の流れがこの方法のキモになります。

⑤のコマセの着水するポイントから針が、ずれるとコッパの餌食になってしまいます。

これはある程度の練習次第で、遠投も可能です。

この場合、オナガが高活性なら、その殆どが数秒以内に喰って来るので仕掛け馴染みまで待つ必要はありません。

また、仕掛けの浮力バランスなどは考慮せず張れた状態での着水だけで適応できます。


◯仕掛けについて

この海況での良型オナガはヒトヒロ以内で喰って来る事が多いのですが、ここでハリスを短く詰める必要はありません。

オナガの場合、喰い上がる角度が鋭角であることとウキの着水するポイントから針の着水ポイントが遠い方が有利だからです。


◯良型へのアプローチ
良型がいて、仕掛けとコマセの投入が上手く行なっているにも関わらずコッパの餌食になっている時。

こんな時は仮にウキが00ほどの軽い仕掛けであったとしても応急処置として、ハリス真ん中にB〜5B(狙う棚に合わせる)針の上5〜30cmあたりにB〜3Bを打って仕掛け着水時からの数秒間でも狙う棚を深く探れます。





参考記録:2020.10釣行記より

滅茶苦茶とは思うが、下に居ると思いたい良型を想像して、ハリスを1.5号ヒトヒロ半、ウキは0のソルブレアローのままハリス真ん中に5B・針上5cmにBのガン玉、針はヒネクレグレ6号ヒネリと言う仕掛けに変えてみた。

(実はSHIMANOの田中さんに教えていただいた方法で滅茶苦茶ではないのですが・・・)

滅茶苦茶と言ってもコッパが掛からないように良型オナガ狙いの右流れ用ヒネリ針を用いて、仕掛け着水したと同時にトレースラインに沿って強く張り、ラインと仕掛け角度はティップ操作でトレースラインをキープさせる。

コマセにはカップで掬った3Lのオキアミを混ぜ、付餌は齧られても餌持ちの良いボイルかスーパーハードのみと言う対応である。

つまり、教わった小技とGure8流の屁理屈が同居するコラボオペレーションなのだが・・・。

コマセ節約の為と効率的に餌取りを分断することを含めて、左側へは餌取りとコッパ寄せで徐々に外側へと縦打ち三杯、足元へ横打ち一杯、狙う沖ポイントへは3Lオキアミをカップで掬い混ぜ縦打ちと言う作戦へ変更した。

これがまたあたり、オナガの足裏に変わったのだ。

しかし、仕掛けがコマセの位置にコンマ何秒か遅く着水しないと喰って来ない。

コマセの落ちるタイミングの直ぐ後にピタリと仕掛けが着水しなかったり、針位置がコマセの真ん中に入らないと無反応のまま付け餌だけが取られてしまうのだ。

これは何投もテストしてみたが変わらなかった。

やや沖狙いなのでこのピタリと着水させる事がとても難しい。
(名付けてピタリ釣法 詳しくは今後、実釣テクニック欄にて掲載してまいります)

メゲズにこの方法を続けて、やっと29cmのオナガに出会えた。

さらに同じ方法で32・30・28cmを追加した。