ボイルオキアミのメリット
ボイルオキアミは撒き餌にも刺し餌にも有利だろうか。
○ボイルオキアミを撒き餌に用いる
グレは餌を口にして、吐き出しながら食すケースが多く、ボイルなら針外れし難く餌持ちも良い。
また、海水の含ませ方で沈下速度もコントロール出来る。
しかし、粉の配合餌を混ぜる場合は配合餌に水分が吸われますので浮きやすくなり沈下する質量が不足しがちですので、ボイルには海水をよく含ませて、配合餌の量や混ぜ方に注意しなくてはなりません。
ボイルは餌取りにも強く運用次第では、効率的な撒き餌でもあります。
○刺し餌に用いる
刺し餌として餌取り対策や良型狙いで、用いるのもボイルオキアミです。
オナガとクチブトを釣り分けるには異なる針を用いていますが、オナガ針は軸が長くオキアミが小さい時は針のチモトをオキアミで隠すために頭をつけたまま刺す事が多くなると思います。
またクチブトを狙う時は短軸ということもあり、頭・尻尾まで取って針に刺す事もあります。
ここで今回の目的、クチブトを狙うためのボイルを用いるメリットを考えてみましょう。
撒き餌・付け餌共に海水を含ませて用います。
乾いてしまうと割れやすくなり、また海面に浮いてしまうことになります。
またこれらを付け餌にしても針の重さだけの重量でしか沈みません。
もちろん海水を吸っていく段階で沈み始めますがこれでは餌取りに狙われたり、狙う棚がボケてしまいます。
ですから刺し餌も撒き餌も海水に漬け込んでおく事になります。
○小針で狙う
グレは前記したようにオキアミを吐き出しながら口にする習性がありますので、生オキアミよりは餌持ちが長く、吐き出した際に他のグレが口にする確立は高くなります。
しかし、針が大きいと上層で小型が口にした際、針が口に引っかかりやすく吐き出す前に小型が釣れてしまいます。
そこで針を小針にして針が口に引っかかりにくくする事で他のグレに喰わせるように仕向けます。
小針なら飲み込んでから合わせられますので
こんな方法でも意外と良型が釣れるのです。