合わせを入れる!
このドキドキ感は釣り人の得も言われぬ瞬間です。
さて、この【合わせ】ですがグレ釣りの際、どのタイミングでどんな方法で合わせていますか?。
波止や漁港などで見るクロダイ釣りなどと磯のグレ釣りでの【合わせ】では大きな違いがあります。
クロダイ釣りでは、ほとんどの方がウキの変化で大きく鋭い合わせを入れます。
しかし、磯のグレ釣りではウキの変化だけで合わせを入れると大体はすっぽ抜けになります。
もちろん高活性期ではそれでも釣れる事はありますが、その殆どは30cm前後の小型の場合が多いと思います。
では、どのタイミング、どんな方法で合わせを入れるのでしょうか。
手順:
ウキに何らかの変化があります。
これは前アタリと言って、殆どはウキが少しシモルような変化です。
ここで合わせると前記のようにすっぽ抜けになります。
ここからは、張ったラインでグレの動きをコントロールするライン操作が最も肝心なのです。
注意点:糸ふけがあるとウキの変化だけでしか情報が伝わらないので糸ふけは厳禁です。
(ウキの変化だけで合わせている方の殆どは、ラインのふけが圧倒的に多く、潮ヨレによるただのウキのシモリでの空合わせか、エサを咥えただけの変化での合わせしか出来ませんのですっぽ抜けになりやすいのです。)
この次のアクションは微妙な張り戻しを掛ける事になりますのでグレから伝わるテンションは張ったラインからしか情報は取れません。
オープンベイルに添えた指がラインを引っ張って行くテンションがあり、はじめて本アタリになります。
ここでクロダイのような鋭い合わせを入れるとグレは暴れますので優しく強くと言う程度の合わせが良いのです。
この優しく強くの合わせによってグレは暴れず、浮かせるための先手が取りやすいからです。
また他方、グレはほとんどが群れているので、暴れさせない事で、周りに居るグレに刺激を与えずポイントを荒らすことなく次のグレも釣りやすくする工夫でもあるのです。
合わせまでの基本動作:
ウキの前アタリ→ライン操作での張り戻し→ラインの引き込みの後優しく強く合わせる。
●合わせとは簡単な動作に見えますが、実は基本をマスターする事で「獲る」確率が高くなる動作なのです。
釣り人は、①「獲る人」、②「釣れた人」、③「釣れない人」に分類されます。
①基本をマスターして工夫を凝らし釣る人。
②多少基本は知っているが、「数打ちゃ当たる」的な、ある意味ラッキーな釣り人。
③ビギナー