Polarization comparison
Polarization comparison
TALEX レンズ比較    2019.5.9

上記画像(晴天時)
上左 裸眼(水色陶器直径1m・深さ40cm)
上右 イーズグリーン
中左 エアリーグリーン
中右 トルゥービュースポーツ
下左 トルゥービューフォーカス
下右 マスターブルー

最近はコンタクトレンズを用いることが少なくなりました。
それはコンタクトレンズを装着する事が煩わしく、度入りメガネの着用が頻繁になっているからです。
よって釣行時も度入り偏光サングラスを用いることが殆どです。

そして、今日、オーダーしておいた度入りの偏光サングラスが届いたので、私の中でも出番が多い偏光サングラス(下記画像)について簡単にインプレッションしてみましょう。

磯釣りを行ううえで偏光サングラスを用いるのですが、これは紫外線などの陽射しから眼を守るためだけではなく、海況を観察をするためにも用いるわけです。
ただ、単に偏光サングラスと言ってもレンズの種類や扱うメーカーもたくさんあります。

どの偏光レンズを選択するかについては実際の現場で見てみないと分かり辛いと思います。

私はタレックス社の偏光レンズを多用しています。
それは他社のレンズと比較してタレックス社のレンズは長時間着用していても眼が疲れないのが特長だと思います。
詳しくは下記サイトをご参照ください。

偏光レンズを用いて海況を観察するための要素は下記の4点ではと思っています。

偏光サングラスの使用要素
○魚影を探す。
○コマセ軌道を追う。
○仕掛けの流れを追う。
○海中地形を把握する。

釣り人は、この4点をより見やすくするために偏光レンズのカラーを選択していると思います。

朝夕の薄暗い時間帯や日中の晴天や曇天でもレンズカラーによっては見え方の差がはっきりと変わってしまいます。

そこで私が多用するタレックス社製偏光レンズを天候海況の用途別に使い方を記してみましょう。
(上記画像参照)

○上右 イーズグリーン
海中が緑系のローライズに適している。
晴天時は光透過率が40%と高く眩しさは否めないが、最も明るい視界を確保でき、出番の多いレンズである。
緑系の海中ではグレの居着き系茶の魚体・通常の青い魚体を鮮明に識別できる。
コマセのひと粒までも確認出来るほど視認性は抜群。

○中左 エアリーグリーン
海中が緑系の晴天時に向く。光透過率が30%とイーズグリーンより低いため太陽光や、海面乱反射はかなり抑えてくれる。
よって陽射しが強いグリーン系の海中には最適です。
ローライズ時など一日中着用するならエアリーグリーンよりイーズグリーンがおすすめです。

○中右 トルゥービュースポーツ
原色に近い見え方で、視界環境に目が慣れやすいレンズです。
タレックス入門レンズであり、タレックスの店員さんも最初の購入はこのタイプを進めてくれます。                     
光透過率30%全天候対応のオーソドックスなタイプ。
通常のグレは魚影が青いのですがね、このレンズでは、ほとんどの魚影が同じように黒っぽく見える。
タレックス入門向けタイプ。

○下左 トルゥービューフォーカス
こちらも原色に近い視界を確保してくれますが、光透過率が15%と低いため、陽射が強い季節や晴天時では最も出番が多くなるカラーです。
曇天時やローライズ、朝夕マズメでの視界は暗くなりがちなので不向きです。
こちらも魚影が黒っぽく見えてグレの識別がしにくい。

○下右 マスターブルー
磯釣り界の巨匠松田実氏とジールとタレックスの共同開発モデル。
磯釣り向けのカラーで、ジールオプティクスだけが扱う磯マニア向けタイプです。                                
青い海中ではグレが居れば最も良く見えます。
海中でヒラを打つ時の腹の白いカラーが鮮明に見えます。
グレ専用と言っても良いでしょう。
光透過率も30%と比較的に出番の多いレンズです。
 
上記の画像:このブルーの水瓶の深さ40cmの色合いだけでは参考にならないと思いますが、グレはホワイトグレー系ブルー系の魚体であり、このカラーの魚体を探すのに緑系の海中ではグリーン系のレンズを青系の海中ならブルー系のレンズで有利に釣りが行えると思います。

まとめ:
海水が緑系ならイーズグリーン・エアリーグリーン・トゥルービュースポーツ

海中が青系ならマスターブルー・トゥルービューフォーカス

陽射しの強い時はトルゥービューフォーカス

私はグレ釣りがメインですので、海中からグレを発見しやすいイーズグリーンにマスターブルーをメインに用いています。
この2つで、あらゆる天候、海況に対応可能です。



参考:
TALEX アクションコパー 

今般、TALEXの度入りでイーズグリーンを仕立てたのだが、実釣においてグリーン系の海中では、とても良く見え、眼の疲れが殆ど無い事など抜群の安定感を発揮してくれた。

これに気を良くして、その他にも気になっているTALEXレンズからのラインナップで、アクションコパーとラスターオレンジについて体感したくてTALEXショップに出掛けて来た。

このカラーはダイワテスターの山元隆氏が愛用しているカラーです。

氏曰く、コマセのほとんどが赤や茶系であり、このコマセ軌道を目視で追う際に最適なカラーがアクションコパーかラスターオレンジであると推奨しており、この内容をタレックスプロショップの方に尋ねてみた。

海況と天候によって見え方が変わるらしく、ローライズや曇天ならラスターオレンジで比較的全天候対応オールマイティな用途に向く。

晴天でコマセ軌道を追うならコントラストは群を抜くほどで、海中深くまで見えるアクションコパーとのアドバイスであった。

ローライズは先日イーズグリーンを仕立てた事もあり選択し難い。
またラスターオレンジのレンズカラーも赤に近く派手な上、全天候対応のオールマイティと言う説明が専門的ではなく、いまひとつしっくりこないのだ。

購入するつもりではなかったが、店舗備え付けの水面をレンズを通して見てしまうと欲しくなるのも心情ではないか。

そして、コマセ軌道を追うと言う目的としてはコントラストが際立つアクションコパーで決まりである。
また、釣り以外に通常でも着用したいと言う事も選択の要素のひとつである。

今回は眼が透けて見えにくいミラーコーティングを施した度入りで仕立てることにした。

 因みにミラーのカラーはブルー・ゴールド・シルバーからの選択になるのだがブルー・ゴールドは見た目が派手で好みでないため、シルバーを選択した。

後日このレンズの実釣においてのインプレッションを記載する予定です。

下記は両カラーのスペック

○ラスターオレンジ         

雑光カット率:95%         

   

可視光線透過率:32%         

天候の急変にも暗さを感じさせない鮮明な視界。明るさとコントラスト性能の絶妙なバランスが、動きのあるシーンでも高精度な立体感を実現します。

○アクションコパー

雑光カット率:99%             

   

可視光線透過率:30%             

目への優しさをキープしながらも、高コントラストで奥行きのある視界を実現。様々な動きや変化を捉えるシャープな視界が特徴です。

左 裸眼  右 アクションコパー
左 裸眼 右 アクションコパー

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